多民族時代の健康パスポート

新型コロナ 五輪の影響を最小限にする方法

濱田篤郎・東京医科大学特任教授
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東京オリンピック開幕を前に来日した選手や関係者らに手を振る人たち=羽田空港で2021年7月1日午後4時17分、佐々木順一撮影
東京オリンピック開幕を前に来日した選手や関係者らに手を振る人たち=羽田空港で2021年7月1日午後4時17分、佐々木順一撮影

 7月23日に東京オリンピックが開幕しました。新型コロナウイルスの流行のため1年延期となった上に、ほとんどの会場が無観客という異常な状態での開催です。さらに7月に入り、東京都では第5波の流行による緊急事態宣言が出されているとともに、世界全体がデルタ株急拡大の渦中にあります。こうした最悪のタイミングで始まった東京五輪を、できるだけ少ない健康被害で終了させるにはどうしたらいいでしょうか。今回は、疫病流行下でのオリンピックを無事終了させる方法について解説します。

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濱田篤郎

東京医科大学特任教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。19年3月まで「旅と病の歴史地図」を執筆した。