
文部科学省のGIGAスクール構想による「1人1台タブレット」の施策で、全国の小中学生はタブレットを手にすることになる。現場でもタブレットの使い方については教職員や保護者の間でさまざまな予想される課題、トラブル、不安について話し合われている。
その中でよく話題になるのが、子どもに配布するタブレットでのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)利用だ。禁止するのか、許可するのかという悩ましい問題に現場は頭を抱えている。
実は、昨年の学校休業期間中、オンライン授業で子どもたちが使っていたのは家庭のタブレットやパソコンだけではなかった。スマートフォンを使っていた子どもたちも多かった。小さなディスプレーはオンライン授業に適していないことは誰でも分かる。タブレットなら12インチ程度のディスプレーだから、スマホよりは見やすい。スマホの利用率は小学生の半数(※注)を超えている。中学生なら80%以上である。
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