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公園が多い都市は自殺者が少ない

 日本国内の全ての市区町村の公園や森林などの緑地と、自殺による死亡率との関連を解析した研究結果が報告され、緑地の存在が近隣住民の自殺リスクの低下につながっている可能性が示された。早稲田大学政治経済学術院の上田路子准教授らの研究によるもので、詳細は「Social Science & Medicine」8月号に掲載された。

 緑地の多さがその地域に住む人々のメンタルヘルスに良い影響を与えている可能性を指摘した研究報告は少なくない。しかし、緑地の多さと自殺との関連は十分検討されていない。

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