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脳卒中を救急車内で治療すると後遺症が減る

 車内で脳卒中を治療できる救急車「移動式脳卒中ユニット」(MSU)を使って、脳卒中の患者に迅速に血栓溶解療法を開始することにより、その後の障害を減らせることを示した研究結果が明らかになった。この研究は米メモリアル・ハーマン‐テキサス医療センターのJames Grotta氏らが実施した。詳細は「The New England Journal of Medicine」9月9日号に発表された。

 MSUは、画像検査装置を搭載した、脳卒中に特化した救急車両だ。同乗する専門スタッフが、病院に到着する前に車内で脳卒中の診断と治療を始められる。脳卒中発症後のまひや言語障害などを予防するには、血栓溶解薬である「組織プラスミノーゲンアクチベータ」(t-PA)を、発症後4.5時間以内に静脈内投与することが有効だ。この治療を「t-PA静注療法」と呼び、開始が早ければ早いほど回復も良好になる。

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