中学生が、オンラインゲームを有利に進めるために、ゲームの中で販売されているアイテムを購入するという行為と、行動特性やメンタルヘルス状態との関連が報告された。弘前大学教育学部の新川広樹助教(研究時点の所属は同大学大学院医学系研究科子どものこころの発達研究センター)、川崎医療福祉大学医療福祉学部の横光健吾助教らによる研究の結果で、詳細は「Frontiers in Psychology」に8月3日に掲載された。
掲載された論文によると、オンラインゲーム市場は世界中で急速に拡大しており、特に日本での成長が著しい。2019年の統計では、世界のオンラインゲームによる収益の23%(14.5億ドル)を日本が占めていたと報告されている。オンラインゲームの特徴として、ゲームの中で販売されているアイテムを購入することで、有利にプレーを進められることが挙げられる。購入方法の一つに「ルートボックス」(国内では「ガチャ」)が…
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