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世界で年間600万件の早産に大気汚染が影響

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 2019年に世界で生じた約600万件の早産と約300万件の低出生体重児の誕生に、大気汚染が、出産を早めたり出生体重を下げたりする影響を及ぼしていたとする研究が報告された。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のRakesh Ghosh氏らが、システマティックレビュー(過去の研究の総合分析)とメタ回帰分析(さまざまな要因と、早産などの関係の分析)を行って推計した結果だ。詳細は「PLOS Medicine」に9月28日に掲載された。

 世界保健機関(WHO)によると、世界人口の90%以上が大気汚染の影響を受けながら生活している。また、世界人口の半分は、家の中で木材や石炭などを燃やすことにより、室内空気の汚染にもさらされている。このような環境での生活は通常、長年にわたる。そのため成人の健康への影響が懸念される。しかしそれだけでなく、早産や低出生体重児出産リスクとの関連も指摘されてきた。早産は新生児死亡のリスクを高める。また出生体…

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