ER Dr.の救急よもやま話

新型コロナ 侮れない「ワクチン接種後」の感染

志賀隆・国際医療福祉大医学部救急医学主任教授(同大成田病院救急科部長)
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緊急事態宣言が解除されて初めての週末、東京・銀座では歩行者天国が再開された=東京都中央区で2021年10月2日午後3時5分、大西岳彦撮影
緊急事態宣言が解除されて初めての週末、東京・銀座では歩行者天国が再開された=東京都中央区で2021年10月2日午後3時5分、大西岳彦撮影

 新型コロナウイルスに対する感染対策が広がり、ワクチン接種を1回以上受けた人は日本国民の7割を超えました。さらに人流(人の流れ)を抑える対策もあってか、感染者数はだいぶ減っています。けれども今後は社会活動が再開しますし、新型コロナに限らず一般的にウイルス感染がひどくなる冬が近づいてきます。ワクチンを2回接種し終えて2週間以上たったのに、それでも感染してしまう「ブレークスルー感染」も増えるでしょう。そこで、海外のブレークスルー感染の事例などをみながら、日本社会の今後の感染対策を考えてみたいと思います。

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志賀隆

国際医療福祉大医学部救急医学主任教授(同大成田病院救急科部長)

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て20年6月から国際医療福祉大学医学部救急医学教授、21年4月から主任教授(同大成田病院救急科部長)。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。