百寿者に学ぶ バランス健康術!

隔離でワシも考えた! ウィズコロナ時代を生き抜くために必要なこと

米井嘉一・同志社大学教授
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緊急事態宣言解除が解除された週末、東京・銀座では歩行者天国が再開され、多くの人が集まった=東京都中央区で2021年10月2日、大西岳彦撮影
緊急事態宣言解除が解除された週末、東京・銀座では歩行者天国が再開され、多くの人が集まった=東京都中央区で2021年10月2日、大西岳彦撮影

 先月、ロシアで開かれた国際会議に出席した米井嘉一・同志社大教授は、帰国後2週間の隔離生活中に、ウィズコロナ時代になっても水際対策を続ける必要性を感じたと言います。国内では以前の日常生活が戻りつつありますが、海外の視点から見ると留意しなければならないことが少なくありません。作家の椎名誠さんの「インドでわしも考えた」にオマージュを込めたという論考です。

海外と日本の違いは?

 10月13~15の3日間、ロシア・サンクトペテルブルクで第3回ユーラシア女性フォーラムが開催され、私は日本から渡航したたった一人の演者として参加しました。3回の講演を終え、17日に帰国しました。PCR検査を受けて新型コロナウイルス陰性であることを確認後、自主隔離のための指定施設に14日間滞在することになりました。これは貴重な経験で、コロナについていろいろ考える時間になりました。

 11月に入っても国内の感染者数は減りつつあり、コロナ感染の第5波が沈静化するものと期待されています。その理由として、ワクチン接種率が約7割に達したこと、接種後も多くの人がマスクや手洗いといった感染予防に留意していること、海外からの入国者への水際対策の実施などが挙げられています。

          <国内の陽性者数の推…

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米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。