適切な睡眠時間を確保することで、加齢に伴う認知機能低下のリスクを下げられる可能性のあることが新たな研究で明らかにされた。睡眠時間は少な過ぎても多過ぎても認知機能低下と関連したという。米ワシントン大学医学部のDavid Holtzman氏らによるこの研究結果は「Brain」に10月20日に掲載された。
アルツハイマー病は認知機能低下の主因で、認知症患者の70%がこの病気だ。睡眠不足はアルツハイマー病でよく現れる症状で、病態の進行を促す要因でもある。過去の研究では、睡眠時間は少な過ぎても多過ぎても、認知機能テストの低スコアと関連することが示されている。しかしこれらの研究では通常、アルツハイマー病自体の評価は行われていない。
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