実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナワクチン 11歳以下への接種は必要か

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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新型コロナウイルスのワクチンを接種する看護師=さいたま市南区で2021年10月12日、中川友希撮影
新型コロナウイルスのワクチンを接種する看護師=さいたま市南区で2021年10月12日、中川友希撮影

 新型コロナウイルスの新規感染者は一部の地域では下げ止まりが報告されていますが、全国的には減少傾向が続いています。日本の新型コロナ感染はものすごく速いペースで収束に近づいていることが世界的にも注目されています。日本ではワクチンの接種率が高いことも国際的に高く評価されています。ですが現在新たな問題が生じています。それは「12歳未満への新型コロナワクチン接種の是非」です。今回は、12歳未満にもワクチン接種が必要かどうかについて、私見を交えて述べていきたいと思います。その前に子供への接種と、ワクチン接種をいったん完了した後での「追加接種」について、日米英のワクチン政策を比較してみましょう。ちょっと複雑なので、箇条書きにしてみます。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。