子どもは3密で育つ!?~コロナ時代の学校から フォロー

「書けなくなった」子どもたち 鉛筆VSタッチペン、キーボード 

岡崎勝・小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人
 
 

 子どもたちにタブレット端末が配布されてから、キーボードやタッチペンで文字・文章を書く機会が多くなった。一方で、当然だが、ノートなどの紙に「鉛筆で書く」機会が減ってきている。「鉛筆で字をしっかりと書けない子どもたち」が増えてきているように思う。タッチペンやキーボードでタブレットに入力し、デジタルデータとして蓄積した方がよいこともあるだろう。しかし、ノートに鉛筆で書くということの大切さと意義がより大きくなったような気がする。今回は、鉛筆で書くことの意味について、タブレットに入力することと比べながら考えてみたい。

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小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。