実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ 最新状況と身を守る知識 谷口恭医師講演

高木昭午・毎日新聞医療プレミア編集部
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新型コロナウイルスのオミクロン株について解説する谷口恭医師=大阪市北区の毎日文化センターで2021年12月9日、永山悦子撮影
新型コロナウイルスのオミクロン株について解説する谷口恭医師=大阪市北区の毎日文化センターで2021年12月9日、永山悦子撮影

 医療プレミアで、2015年夏から約6年半にわたり「実践!感染症講義-命を救う5分の知識-」の連載を続けている谷口恭医師(太融寺町谷口医院院長)が9日、「ウイルスとワクチンについて」と題し、毎日文化センター(大阪市北区)で講演し、インターネットで同時中継もされました。話題は主に新型コロナウイルスです。谷口医師は、新しい変異株「オミクロン株」や、新型コロナの流行で起きている社会的対立などについて現状を説明しました。次にワクチン接種の是非について、各個人が自分の事情を考慮して判断するための基準を紹介。新型コロナワクチンや、子宮けいがんの原因となるHPV(ヒトパピローマウイルス)のワクチンなどについて、判断の仕方を示しました。講演の主な内容を紹介します。

 谷口医師はまず「私は総合診療医です」と名乗りました。講演のテーマはほとんど感染症でしたが、総合診療医は感染症専門医ではありません。しかし谷口医師は「総合診療医が診療する感染症患者は軽症の人が多いが、診る人数はむしろ、感染症専門医より多いくらい」だと説明。新型コロナ感染から回復した後の後遺症や、ワクチン接種後のさまざまな症状(ワクチンの後遺症)についても、個々の患者から直接、訴えを聞く立場だと話し…

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高木昭午

毎日新聞医療プレミア編集部

たかぎ・しょうご 1966年生まれ。88年毎日新聞社入社。94年から東京、大阪両本社科学環境部、東京本社社会部などで医療や原発などを取材。つくば支局長、柏崎通信部などを経て、17年に東京本社特別報道グループ、18年4月から医療プレミア編集部記者。