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新型コロナ 「抗体カクテル」は点滴でなく皮下注射でも効く?

仙台市のホテルに開設された、宮城県の「県抗体カクテル療法センター」であった治療のデモンストレーション。看護師が患者に人工抗体製剤を点滴し、心肺の動きに異常がないか常時確認する=仙台市宮城野区で2021年9月6日午前10時9分、神内亜実撮影
仙台市のホテルに開設された、宮城県の「県抗体カクテル療法センター」であった治療のデモンストレーション。看護師が患者に人工抗体製剤を点滴し、心肺の動きに異常がないか常時確認する=仙台市宮城野区で2021年9月6日午前10時9分、神内亜実撮影

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者に対する「抗体カクテル療法」(カシリビマブとイムデビマブという2種類の抗体医薬を組み合わせた治療法)は、発症後5日以内に使用された場合には、入院と死亡のリスクを劇的に低下させることが示されている。しかし臨床試験では、この二つの薬を静脈に点滴で注射する方法だけが使われていた。米食品医薬局(FDA)の緊急使用許可でも、静脈注射することが強く推奨されている。このため、この薬を使える医療従事者と設備が両方とも整った場所に限りがある点が問題となっている。

 そんな中、米ピッツバーグ大学医療センター(UPMC)のErin McCreary氏らが、抗体カクテルを皮下注射しても、静脈内投与と同等の効果が得られるとする研究結果を発表した。研究の詳細は、査読前の論文を集めたウェブサイト「medRxiv」に12月1日に掲載された。

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