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男性外科医が女性を手術すると成績がよくない?

 女性患者の手術を男性の外科医が担当すると、よくない結果になるリスクが高くなる可能性を示すデータが報告された。マウント・サイナイ病院(カナダ)のChristopher Wallis氏らの研究で、詳細は「JAMA Surgery」に12月8日に掲載された。

132万件の手術結果を分析

 この研究では、カナダのオンタリオ州で待機手術または緊急手術を受けた18歳以上の成人患者について、手術後の結果を、患者と外科医の性別との関係から解析した。2007~19年に132万108人の患者に対し、2937人の外科医が手術をしていた。このうち60万2560件は、外科医と患者の性別が一致し(双方男性が50万9634件、双方女性が9万2926件)、71万7548件は不一致だった(女性外科医による男性患者の手術が5万269件、男性外科医による女性患者の手術が66万7279件)。

 手術に伴う「合併症の発症、再入院、術後30日以内の死亡」をまとめて評価した結果、18万9390人(14.9%)の患者にいずれかの記録が認められた。そして、患者と外科医の性別が異なる場合、これらのうちどれかが生じる率が、有意(統計的に偶然ではないほど)に増加していた〔調整オッズ比(aOR)1.07(95%信頼区間1.04~1.09)〕。また、それぞれの結果を個別に検討すると、合併症の発症〔aOR1…

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