百年人生を生きる フォロー

未来の子どもたちから見て、私たちの行動は?

星野哲・ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
お寺のご本尊に手を合わせる松本紹圭さん=2019年、東京都港区で筆者撮影
お寺のご本尊に手を合わせる松本紹圭さん=2019年、東京都港区で筆者撮影

 一年の計は元旦にあり。お正月は、未来に目を向ける機会だ。今、気候変動問題や膨大な国の借金など、未来世代にまで大きな影響を及ぼす暮らしを私たちはしている。そんな生活を見直すきっかけとして、一冊の翻訳書が注目されている。「グッド・アンセスター わたしたちは『よき祖先』になれるか」(ローマン・クルツナリック著、あすなろ書房)。翻訳者の僧侶、松本紹圭(しょうけい)さんに翻訳の意図を聞くと、死を意識すること、身近な小さなところから一歩を踏み出すことの大切さを説く。年頭に当たり、その言葉を届けたい。

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ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員

ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。「つながり」について考えるウエブサイト「集活ラボ」の企画・運営も手がける。著書に「寺、再起動:ゾンビ寺からの脱出!」(法蔵館)、「人生を輝かせるお金の使い方 遺贈寄付という選択」(日本法令)、「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。