意味なく鼻をすすったり、のどを鳴らしたりすることは誰にでもあります。しかし、あまり頻回にそういった動作を繰り返す場合、まずは耳鼻咽喉科での治療が必要な異常が起きているかどうか、確認する必要があるでしょう。
鼻やのどに異常が無いのに長引く場合は……
副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎で絶えず鼻づまりや鼻汁、後鼻漏(粘性の高い鼻汁がのどの方に落ちる状態)があると、気になって鼻やのどを鳴らすことがあります。とくに花粉症のシーズンや、かぜを引いてしまったときなどは、一時的にそうせざるを得ない場合もあるでしょう。耳鼻咽喉科やアレルギー科で適切な治療を受けることで、多くの場合、症状はおさまります。
しかし、鼻やのどには異常がないのに、必要以上にいつも鼻やのどから音を出すなどの場合は、チック症が疑われます。チック症は、意思に関係なく、突発的にある行動や発声を繰り返してしまう病気です。子どもに多くみられますが、多くは一過性のもので、成長するにつれて自然に治癒するケースも少なくありません。診断基準としては、18歳未満で4週間以上、症状が持続するものを指します。
この記事は有料記事です。
残り770文字(全文1244文字)
投稿にはログインが必要です。
連載:医療・健康Tips
- 前の記事
- 尿酸値が気になる人へ プリン体を減らす生活術
- 次の記事
- 睡眠不足はメンタルにも影響?
注目コンテンツ