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毎日笑うと生活習慣病が少ない 福島県調査

 東日本大震災と原発事故の被災という困難な状況下でも、笑うことが健康に良い影響を与えている可能性を示唆するデータが報告された。福島県立医科大学医学部疫学講座の江口依里講師らが、地域住民を対象に、笑う頻度と生活習慣病の有病率(病気にかかっている率)との関連を検討した結果だ。「International Journal of Environmental Research and Public Health」に12月2日に論文が掲載された。

 東日本大震災と東京電力福島第一原発の事故は、近年の日本で最大規模の災害だ。被災者の間で心理的ストレスや生活習慣病が増えていることが報告されている。一方、健康に対する笑いの効用が最近注目されている。例えば、日常生活で笑う頻度と、心血管疾患リスクやアレルギー疾患の症状などが、逆相関する(よく笑うほど病気が少ない)ことが報告されている。江口氏らは、福島の被災者にも笑いの効用が認められるかを検討した。

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