塾通いをしている子どもは視力が低下しがちだが、スポーツクラブにも通うことで、そのリスクが抑制されるのではないかとする研究論文が発表された。早稲田大学先端生命医科学センターの柴田重信教授らが、小学生を対象に行った調査の結果だ。詳細は「International Journal of Environmental Research and Public Health」に11月26日に掲載された。
近視は学齢期に発症することが多く、成人後の新規発症は少ない。そのため学齢期の近視の発症や進行を防ぐことが、その後の長い人生の視機能にとって重要だ。近視の発症には遺伝要因と環境要因があり、環境要因に対する介入により、近視の発症・進行を抑えられると考えられる。近視の発症を促す環境要因として、学習やゲーム、パソコンなど近くを見る作業が挙げられる。一方、スポーツや野外活動は近視リスクを抑制する可能性があ…
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