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空腹になると味覚神経が変化する?

 味覚とは、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の5つの味の感覚のこと。食べ物を味わう重要な感覚ですが、味の感じ方や好みはいつも同じではなく、空腹のときに甘味への嗜好性が高まることが知られています。この違いを生み出す神経ネットワークが、生理学研究所の研究により明らかにされました。

甘味と苦味 別のルートで制御

 ものを食べること(摂食行動)は生き物の重要な行動の1つです。このとき、味覚は食べ物の価値判断に大きな影響を与えます。生きていくうえで必要な栄養を含んだものを体にとり入れ、身体に害を与えるものは避けるための判断を、口に入れたときの味覚が担っているのです。

 この味覚は、空腹のときとそうでないときとで感じられ方が違うことが、人だけでなく、マウスなどさまざまな生物でも観察されています。しかし、なぜそうなのかはわかっていませんでした。

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