無難に生きる方法論

オミクロン株への感染 我が家の場合

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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 先月、孫が学校で新型コロナウイルスに感染したという石蔵文信・大阪大招へい教授。娘家族や濃厚接触者となった妻とは別に生活しなければならなくなりました。オミクロン株は重症化リスクが低く、超高齢者の死亡事例を見ても感染が原因かはっきりしないものの、「同居者に感染者が出た高齢者が、一時的にホテルなどへ『避難』できるよう支援すれば、社会の規制を緩められるのでは」と提案します。

コロナ以外で毎日3800人程度が亡くなっている

 現在、新型コロナウイルスのオミクロン株が流行しています。先に流行した国などではピークアウトを迎えたようで、日本ももう少しの辛抱になっているのかもしれません。

 幸い重症化する率が低いので、若い人にとってはそれほど怖い病気ではないように思います。ただし、高齢者や合併症を持つ方にとっては命取りになる恐れもある病気ですので、十分な注意が必要とされています。

 毎日、新型コロナによって死亡された方の数が発表されますが、多くは超高齢者です。最近発表されている死亡者数は1日200人前後ですが、実際は1日4000人近い方が他の病気で亡くなっています。ざっくりいえば新型コロナに感染せずに亡くなっている方が、3800人ぐらいおられるということです。

 特に、超高齢者は普段でも老衰や肺炎で亡くなられることが多いのです。…

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。