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新型コロナ 大阪の療養センターは「これで安心」の施設になれる

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
大阪コロナ大規模医療・療養センターの実地訓練で、患者の体調が急変した場合の手順を確認するスタッフ=大阪市住之江区のインテックス大阪で2021年11月5日午後2時35分、加古信志撮影
大阪コロナ大規模医療・療養センターの実地訓練で、患者の体調が急変した場合の手順を確認するスタッフ=大阪市住之江区のインテックス大阪で2021年11月5日午後2時35分、加古信志撮影

 84億円もかけて1000人も収容できる施設をつくったのに利用率はわずか1%……。新型コロナウイルス患者を収容するために大阪府が設置した「大阪コロナ大規模医療・療養センター」(以下「療養センター」)について一部のメディアがこのような報道をしたことにより、世間の療養センターに対する評価は厳しいものになっています。しかし私は、大阪のこの療養センターこそが今後の日本のコロナ対策をリードしていくのではないかと考えています。今回は私がそう思うに至った経緯を紹介し、今後の展望と課題について私見を述べたいと思います。

 2022年1月31日午前9時、大阪府は、大規模展示施設「インテックス大阪」(大阪市住之江区)の6号館につくった療養センターへの無症状・軽症患者の受け入れを開始しました。

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太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。