子どもは3密で育つ!?~コロナ時代の学校から フォロー

学校は、教員から子どもへの性犯罪を無くせるのか

岡崎勝・小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人
 
 

 教員になりたての頃だが、接客業をしている保護者と雑談しているときに「先生と警察官とお坊さんはエッチ度が高いですよね」と冗談とも本気とも受け止めかねることを「一つの意見」として言われたことがある。「世間の目」というのは、そういうものなのかと、笑って済ませるほかなかったが、3者とも「規律厳守」や「禁欲」のイメージの強い職業なので、人間臭く、逸脱しやすい性とのギャップをネタにしたのだろう。現実でも、教職員が「規律を逸脱」して加害者になるような子どもへの性暴力は世間ではよく話題になる。

 作家の門野晴子さんと「スクールセクハラ」について論じ合ったのは1980年代だった。そのとき、門野さんは「やっとこういう問題が社会的に明るみに出るようになった」と言っていた。しかし、現在にいたっても、あまり改善されることなく、教員が加害者となる事例は後を絶たない。

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小学校非常勤講師、雑誌『お・は』編集人

おかざき・まさる 1952年、愛知県生まれ。愛知教育大学保健体育科卒業。小学校教員(40年以上)を経て、現在は非常勤講師。学校・子育てマガジン「おそい・はやい・ひくい・たかい」(ジャパンマシニスト社)編集人。「ちいさい・おおきい・よわい・つよい」(同上)編集協力人。2020年8月から動画投稿サイト「ユーチューブ」で15分授業「おかざき学級」https://japama.jp/okazaki_class/ 公開中。近著に「子どもってワケわからん!」「学校目線。」など。