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デジタル機器の使いすぎで寄り目? 医学会も警鐘

医療プレミア編集部
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スマートフォンは画面と目との距離が近くなりがちだ=2022年3月7日、谷本仁美撮影
スマートフォンは画面と目との距離が近くなりがちだ=2022年3月7日、谷本仁美撮影

 新型コロナウイルスの流行に伴う外出自粛やオンライン授業などで子どもがスマートフォンやタブレット端末、ゲーム機といったデジタルデバイスに触れる時間が長くなった。このため、海外では近視や黒目が内側に寄る斜視が増えたという報告もある。子どもたちの目を守るためにはどうしたらよいか。【谷本仁美】

デジタルデバイス 4割が「目の不調と関係」

 子どもの目に詳しい浜松医大の佐藤美保病院教授によると、寄り目遊びや、携帯ゲーム機、立体視することで視力の改善をうたった本を見ることで、黒目が内側に寄ったケースがあったという。いずれも「後天共同性内斜視」の急性症状で、眼鏡の使用や手術、注射などで回復した。

 一般に近くの物を見る場合、内直筋が収縮して眼球を内側に向ける。正確なメカニズムこそ分かっていないものの、画面の小さなゲーム機や立体視する本などは過剰に眼球を内側に向けることになるからか、内直筋が硬くなることが疑われている。

 デジタルデバイスと内斜視との関係を裏付ける研究データは国内外にある。

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