ボストン発 ウェルエイジング実践術

新型コロナ 米国が進む「風土病化」へのでこぼこ道

大西睦子・内科医
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米ニューヨーク・マンハッタンの路上。緑のテントが抗原検査とPCR検査の検査場。2022年2月18日、大西睦子撮影
米ニューヨーク・マンハッタンの路上。緑のテントが抗原検査とPCR検査の検査場。2022年2月18日、大西睦子撮影

 私が住んでいる米マサチューセッツ州(人口約690万人)では、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)のオミクロン株が大流行し、2022年1月3日、1日の感染者が約3万6000人にまで増えました。しかし2月下旬には1日の感染者が約800人、さらに3月7日には600人弱と劇的に減り、ようやく落ち着きを取り戻しました。

 そのような中で2月18日、同州ボストン市(人口約70万人)は、ワクチン接種済み証明書の提示義務を解除しました。今年1月15日以降、市内で屋内のレストランやジム、娯楽施設に入る人は証明書を提示する義務があったのですが、その義務がなくなったのです。この義務付けはあらかじめ「以下の三つの数字が一定の値を下回ったら解除する」と宣言されており、実際に下回ったために解除されました。解除の具体的な条件と、2月…

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。