現代フランス健康事情

コロナを機にフランスで広がる無料カウンセリング

竹内真里・フランス在住ライター
  • 文字
  • 印刷
桜のような街路樹の花を見て、春の到来を感じる=筆者撮影
桜のような街路樹の花を見て、春の到来を感じる=筆者撮影

 新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)は2年以上に及んでいる。以前とは違う生活を余儀なくされ、心の負担は重くなる一方だろう。フランスでは、3歳以上のだれでも無料で心理カウンセリングを受けられる制度が来月から始まるという。その取り組みは、日本の参考にもなりそうだ。

3歳以上の必要な人に無料カウンセリング

 フランスでは新型コロナウイルス関連のニュースはいったん静かになり、ウクライナ問題と仏大統領選について報道時間が大きくとられるようになっている。そんな中、ベラン保健相が3月16日、「無料心理カウンセリング」を4月5日から始めると発表した。ちょうど3~4月の季節の変わり目は「木の芽時」と呼ばれ、体調も崩しやすい時期に当たる。今回は、心のケアについて考えたい。

この記事は有料記事です。

残り2537文字(全文2875文字)

竹内真里

フランス在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はリヨン市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。