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地球温暖化で「低ナトリウム血症」での入院が増える?

	民家の間近に浮かぶ氷山。地元住民によると温暖化の影響で細かい無数の氷山が海面を埋め尽くすようになった=グリーンランド西部イルリサットで9月26日、賀有勇撮影
民家の間近に浮かぶ氷山。地元住民によると温暖化の影響で細かい無数の氷山が海面を埋め尽くすようになった=グリーンランド西部イルリサットで9月26日、賀有勇撮影

 気候変動が健康にもたらし得る脅威のリストは増加し続けているが、低ナトリウム血症もそのリストに加わりそうだ。地球の平均気温が2℃上昇すると、低ナトリウム血症による入院が約14%増加する可能性があるとする研究結果を、カロリンスカ研究所(スウェーデン)のBuster Mannheimer氏らが報告した。詳細は、「The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism」に2月22日に掲載された。

 血液中のナトリウム濃度が著しく低下すると、吐気、めまい、筋肉のけいれん、発作、さらには昏睡が生じることがある。この状態、つまり低ナトリウム血症は、肝不全や心臓、腎臓の病気などで起きるし、汗のかき過ぎで体内のナトリウムが体外に出てしまったり、水分の取り過ぎで血液が薄まったりして、血液中のナトリウム(塩分)濃度が下がって生じることもある。ナトリウムは、血圧を正常に保ち、神経と筋肉の機能を維持し、細胞…

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