医療・健康Tips

歯のエナメル質が削られる摩耗症とは?

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 通常、ものを噛んだり食べたりすることで歯の表面のエナメル質が削られることは少なく、別の物理的な刺激で歯の表面が削られてしまい、象牙質がむき出しになってしまうことがあります。これを「摩耗症(まもうしょう)」といい、歯の病気につながることもあります。

不適切なブラッシングで起きる「くさび状欠損」

 歯の表面が削られる原因でもっとも多いのは、不適切なブラッシングです。毛質の硬い歯ブラシの使用や、強い研磨剤を使った歯みがきを続けていると、歯の表面を覆っているエナメル質が削られてしまい、内側の象牙質がむき出しになってしまうことがあります。歯肉との境目あたりがくさびのように削れるので、「くさび状欠損」ともいわれます。

 電動歯ブラシや音波歯ブラシの使用で、エナメル質を傷つけているケースもあります。また吹奏楽の楽器奏者やガラス職人など、同じ位置で物をくわえることが多い人や、大工さんなどで釘を口にくわえる人などでも、特定の歯に摩耗が発症することがあります。

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