あなたのおくすり手帳

新型コロナ 「有効期限延長ワクチン」を接種されて感じたモヤモヤ

高垣育・薬剤師ライター
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新型コロナのワクチンを打つ看護師(右)=静岡市葵区で2022年2月16日午前9時57分、金子昇太撮影
新型コロナのワクチンを打つ看護師(右)=静岡市葵区で2022年2月16日午前9時57分、金子昇太撮影

 新型コロナワクチンの3回目接種や、5~11歳の子どもへの接種が全国的に進んでいます。この時に使われるワクチンに、一見すると「有効期限切れ」に見えかねないものがあります。ワクチンの添付書類に印刷された「有効期限」より後に、そのワクチンの接種を受けている人がいるのです。私自身、3回目の接種を受けた後に「あなたの受けたワクチンは、書類上では期限が切れていました」と説明されました。日ごろ「期限切れの薬は使わないでください」と患者さんに注意している立場としては、そういわれるとびっくりします。実は本当の「期限切れ」ではなく、正式に期限が延びたのに、書類は修正されていない製品だったそうです。一応は分かりますが「接種前に言ってほしかった」という気分が残ります。どういうことなのでしょう。

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高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。