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新型コロナ 「慎重派」と「軽視派」の対立は続く

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
マスクを着用して花見を楽しむ人たち。暖かい日はスギ花粉も多く飛散するという=東京都台東区の上野公園で2022年3月27日、前田梨里子撮影
マスクを着用して花見を楽しむ人たち。暖かい日はスギ花粉も多く飛散するという=東京都台東区の上野公園で2022年3月27日、前田梨里子撮影

 先月、毎日新聞大阪本社で実施したミニ講演で、今後の新型コロナウイルス対策として私は「元気な若者は、コロナパーティー(新型コロナに感染したと分かっている人を、意図的に含めて開くパーティー)をしてもよい?」という“暴論”を述べました。「コロナパーティーに参加した若者が死亡」した事故は2020年の夏、米国テキサス州で起こりましたが、それから2年近くがたった今では状況が変わっています。今回は「今ならコロナパーティーができるのか」「やっぱりできないのか」を考えながら、現時点で、新型コロナに対する人々の考え方が大きく分かれている状況をみていきたいと思います。

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太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト 無料メルマガ<谷口恭の「その質問にホンネで答えます」>を配信中。