子どもの健康“あるある”相談室

「日焼け止めで肌荒れ」防ぐには? 日焼けしたらどうケアする? 子どもの紫外線対策

白井沙良子・小児科医/小児科オンライン所属医師
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 5月になると日差しが強く、汗ばむ日も出てきますね。赤ちゃんや子どもの日焼けが気になる方も多いのではないでしょうか? 「日焼け止めって、安全に使えるの?」「日焼け止め以外に、できる紫外線対策はある?」「日焼けしてしまった後、どんなホームケアをすればいいの?」――など、今回は子どもの日焼けにまつわるさまざまな疑問について、医学的な根拠をもとにお答えしていきます。

日焼け止めは「適切な強さ」のものを「たっぷり」「まんべんなく」

 「日焼け対策」というと、まず「日焼け止め」を思い浮かべる方も多いと思います。意外と知られていない日焼け止めの基礎知識を説明していきます。

●基本の塗り方

 屋外に出る前に「たっぷり」と「まんべんなく」塗るのがポイントです。

 まず「たっぷり」ですが、たとえばクリームタイプの日焼け止めを顔に塗る場合は、パール粒大(7~8ミリ)を手のひらに伸ばしてから塗り、もう一度、同じ量を重ね塗りします。なお液状タイプの場合はもっと多く、約20ミリ大(1円玉の大きさ)が目安です。

 次に「まんべんなく」ですが、耳や首の後ろ、胸元、背中(上のほう)、手の甲は日焼けしやすいにもかかわらず、塗り忘れが多い部位です。

 また、汗で流れやすいため、2~3時間おきを目安として、こまめに塗り直すことも効果的です。特に赤ちゃんや年齢が低い場合は1~2時間おきでもよいです。なお、生後何カ月から塗ることができるかは製品によって異なるため、それぞれの説明書を参照してください。

●SPFやPAとは

 次に、日焼け止めの商品表示にある「SPF」や「PA」について説明します。紫外線にはUVAやUVBなどの種類があり、SPFは主に日焼けや炎症を起こすUVB、PAはしみやしわの原因になるUVAを防ぐ指標です。小児ではSPFが「15以上」、PAは「++~+++」程度で十分とされています。

 さらに、日焼け止めによる肌荒れを防ぎたい場合は、…

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白井沙良子

小児科医/小児科オンライン所属医師

しらい・さよこ 小児科専門医。「小児科オンライン」所属医師。IPHI妊婦と子どもの睡眠コンサルタント(IPHI=International Parenting & Health Insutitute、育児に関するさまざまな資格を認定する米国の民間機関)。慶応大学医学部卒。東京都内のクリニックで感染症やアレルギーの外来診療をはじめ、乳幼児健診や予防接種を担当。2児の母としての経験を生かし、育児相談にも携わる。***小児科オンラインは、オンラインで小児科医に相談ができる事業です。姉妹サービスの「産婦人科オンライン」とともに、自治体や企業への導入を進めています。イオンの子育てアプリより無料で利用できます。詳細はこちら