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アキレス腱が切れた時 手術も他の治療も結果は同等?

 アキレス腱が切れた際、ギプスや装具を使って治療する「保存療法」よりも、切れた腱を縫い合わせる「手術療法」の方が、よい治療結果を望めるのだろうか。その答えとなるような、ランダム化比較試験(患者のグループを、保存療法を受ける人と、手術療法を受ける人に無作為に分け、結果を比べる試験)の結果が公表された。試験開始から12カ月後の患者の回復ぶりは、保存療法も手術療法もほぼ同様なことが示唆されたという。アーケシュフース大学病院(ノルウェー)の整形外科医であるStåle B. Myhrvold氏らが実施した研究で、論文は「The New England Journal of Medicine」4月14日号に掲載された。

 アキレス腱は、ふくらはぎの筋肉とかかとの骨をつなぐ、人体で最大の腱だ。アキレス腱の断裂は、走る、ジャンプする、踏み込むなどの動作で生じることが多い。過去の研究では、アキレス腱断裂後の治療法として、手術療法と保存療法で転帰に大きな違いはないことが報告されている。しかし、これらの研究はいずれも規模が小さいため、再断裂などの長期的なリスクの違いについて明らかにすることは困難だった。

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