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新型コロナワクチン接種でギラン・バレー症候群のリスクは高まらない 英研究

3回目の新型コロナワクチンの接種を受ける人=津市で2022年2月6日、寺原多惠子撮影
3回目の新型コロナワクチンの接種を受ける人=津市で2022年2月6日、寺原多惠子撮影

 新型コロナウイルスワクチンを接種しても、ギラン・バレー症候群などの神経疾患のリスクは高まらない、という研究結果が英オックスフォード大学Nuffield Department of Orthopaedics, Rheumatology and Musculoskeletal SciencesのDaniel Prieto-Alhambra氏らによって報告された。同ワクチンの安全性をより強固にする成果で、詳細は「The BMJ」に3月16日掲載された。

 英アストラゼネカ社製、米ファイザー社製の新型コロナワクチン接種後に末梢神経障害であるギラン・バレー症候群の発症が報告されたことを受け、欧州医薬品庁(EMA)は、これらのワクチンのまれな副作用にギラン・バレー症候群を含めた。しかし、現時点では、新型コロナワクチン接種後のギラン・バレー症候群やその他の免疫介在性神経疾患の発症リスクに関する統一見解は得られていない。

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