あなたのおくすり手帳

レシートを捨てないで 税控除が受けられる市販薬の対象が今年拡大

高垣育・薬剤師ライター
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2017年の導入時、ドラッグストアの入り口にはセルフメディケーション税制を知らせるポスターが張られた=東京都千代田区で2017年1月、堀井恵里子撮影
2017年の導入時、ドラッグストアの入り口にはセルフメディケーション税制を知らせるポスターが張られた=東京都千代田区で2017年1月、堀井恵里子撮影

 慢性の頭痛や季節の変わり目の体調不良などで、ドラッグストアで頻繁に医薬品を購入する人はレシートを捨てずにとっておいてください。購入した医薬品がセルフメディケーション税制の対象で、金額が1万2000円以上になった場合、所得控除が受けられます。来年の確定申告の際に「あのとき解熱剤を購入したレシートがあれば……」ということにならないよう、どのような医薬品がセルフメディケーション税制の対象なのか、どれくらい節税できるのかなどを確認していきましょう。

セルフメディケーション税制の対象が拡大

 セルフメディケーション税制は健康の維持や増進、疾病予防のため、医師にかからずに市販薬(OTC薬)を活用する人を税制上優遇する制度として、2017年に始まりました。OTCとは、Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター=カウンター越し)の意味。つまり…

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高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。