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集中治療室を出た患者は1年後、4人に1人が失業

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 集中治療室(ICU)での治療を受けた患者は、退院後に職を失いやすいことが、退院患者を調査して分かった。治療を受ける前に職に就いていて、退院後に自宅生活へ復帰できた人の24.1%が、1年後に失業状態だった。失業のリスクに関連する要因も分かった。札幌市立大学看護学部成人看護学の卯野木健教授たちの研究で、論文は「PLOS ONE」に3月18日掲載された。

 ICUで治療を受けた患者は、職場復帰が困難である実態がすでに報告されている。その理由として、退院後も身体的な機能障害やメンタルヘルス不調が継続・発症しやすいこと、離職期間が長期に及ぶケースが多いことなどが指摘されている。ただし、国内では十分な調査がまだ行われておらず、ICU入室に伴う失業の実態や、それに関連する要因が明らかになっていない。卯野木教授たちは、多施設共同研究「SMAP-HoPe研究」…

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