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恥ずかしながら栄養補給のために入院しました

石蔵文信・大阪大学招へい教授
 
 

 がんの末期は栄養補給をしなければ安らかに旅立てると偉そうに言っていましたが、現在服用している抗がん剤の副作用で、下痢と嘔吐(おうと)が激しく、脱水症状も起きて、体内のバランスが完全に狂ってしまいました。

 自宅でかなり頑張っていましたが、力尽き果て、5月の連休中に娘婿の勤務する病院に入院しました。

体内バランスを立て直す

 現在のところ、がんは落ち着いていますので、今回の栄養補給はがんの終末期の治療ではなく、薬の副作用で体内のバランスを崩したのを補給するためです。

 もともとのがんが悪さをしているわけではありませんので点滴と栄養補給で体調はかなり改善してきています。

 このような場合は、意地を張らずに病院で体調を回復させる治療も必要だと思います。ただ、がんがかなり進行してニッチもサッチもいかなくなったときには栄養補給は望まないようにしています。

抗がん剤の服用中止で起きること

 がんを患うと、その治療にもいろいろと問題が起きます。

 せっかく薬が効いていたのですが、下痢と吐き気がひどすぎて今は服用を中止しています。下痢や嘔吐などの副作用が改善してきても、引き続きこの薬が服用できるかどうか非常に疑問です。

 入院中の点滴と輸血で体力をある程度取り戻しました。4月後半はかなり弱っていたのですが退院後の5月中旬にはテニスやゴルフができるまで回復しております。

 さて問題はこれからです。…

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大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。