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オメガ3脂肪酸を摂取すればニキビ予防に効く? 独研究

オメガ3脂肪酸がニキビに効く?
オメガ3脂肪酸がニキビに効く?

 ニキビに対する新たな治療につながる研究結果が、欧州皮膚科学・性病学アカデミー(EADV)春季シンポジウム(5月12~14日、スロベニア・リュブリャナ)で発表された。ルートヴィヒ・マクシミリアン大学(独)のAnne Gürtler氏らは、ニキビ患者100人を対象に血液中の栄養関連指標を検討した。その結果、患者の約94%は、魚油やナッツ類に豊富に含まれている多価不飽和脂肪酸であるオメガ3脂肪酸のレベルが推奨される値より8~11%低く、インスリン様成長因子-1のレベルが高いことがわかった。一方、オメガ3脂肪酸レベルが高い人は普段、ひまわり油を控え、ひよこ豆やレンズ豆を習慣的に食べていた。ひまわり油の過剰摂取はニキビを悪化させることが、過去の研究で示されている。Gürtler氏によると、オメガ3脂肪酸は抗炎症作用のあるプロスタグランジンE1やE3、およびロイコトリエンB5の生成を刺激し、インスリン様成長因子-1のレベルを下げる働きがある。

 インスリン様成長因子-1はニキビを誘発することが知られている。研究では、オメガ3脂肪酸レベルが低い患者はインスリン様成長因子-1のレベルが高いことが示され、オメガ3脂肪酸レベルが極めて低い一部の患者では、インスリン様成長因子-1レベルが特に高いことがわかった。研究結果を基に同氏は「臨床医はニキビ治療の最新のアプローチの一つとして、食事の選択に関する情報を患者に提供する必要がある」と述べている。

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