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約2000年前のポンペイ人のDNAを分析 

ポンペイの「カーサ・デル・ファッブロ(鍛冶屋の家)」で発見された2人の遺骸 Photo Credit: Notizie degli Scavi di Antichità, 1934
ポンペイの「カーサ・デル・ファッブロ(鍛冶屋の家)」で発見された2人の遺骸 Photo Credit: Notizie degli Scavi di Antichità, 1934

 イタリア南部の古代都市「ポンペイ」は、西暦79年のベスビオ山噴火で火山灰に埋没した。そのポンペイの遺跡で見つかった遺骸から、DNA(遺伝子の本体)を抽出し、ゲノム(全遺伝情報)解読に成功したと、コペンハーゲン大学(デンマーク)のGabriele Scorrano氏らが論文を発表した。ポンペイで発見された人間と動物の遺骸からは、これまではDNAの断片しか抽出されておらず、ゲノム解読も部分的なものにとどまっていたという。論文は「Scientific Reports」に5月26日に掲載された。

 Scorrano氏らは、ポンペイの「カーサ・デル・ファッブロ(鍛冶屋の家)」で見つかった2体の遺骸の骨から、DNAを抽出して分析した。遺骸のうち1体は、年齢35〜40歳で身長164.3cmの男性のもの。もう1体は年齢50歳以上、身長153.1cmの女性のものだった。

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