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勘違いしていませんか 新型コロナ抗原検査キットの使い方

高垣育・薬剤師ライター
抗原検査キットの在庫切れを張り紙で伝える調剤薬局=福岡市博多区で2022年1月26日、河慧琳撮影
抗原検査キットの在庫切れを張り紙で伝える調剤薬局=福岡市博多区で2022年1月26日、河慧琳撮影

 5月以降、勤務する薬局に抗原検査キットを求めてくる人が増えました。自粛の雰囲気が徐々に解け、対面交流の機会が少しずつ多くなってきたためでしょうか。感染を広げないよう体調のセルフチェックに関心を持つ人が増えたのかもしれません。そこで今回は、抗原検査キットを販売する際に購入者からよく聞かれることや、陥りがちな勘違い、また実際に使ってみて感じた注意点をお伝えします。

利用対象は症状がある人

 抗原検査キットを買いに来た人に目的を尋ねると「安心のために」という言葉をよく聞きます。つまり自分が新型コロナウイルスに感染していないことを知りたいようなのです。では、そもそも抗原検査キットを使って感染していないことを証明できるのでしょうか。抗原検査キットに関するよくある勘違い、よく聞かれる質問をみていきたいと思います。

 ●「抗原検査キットで陰性だったら、コロナに感染していない」と判断するのは正しい?

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薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。