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毎週の状況報告で、進行がん患者の生活の質が上がる

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 進行がん患者が毎週、インターネットや電話を使った「電子モニタリングシステム」で、病状や困りごとを医療側に報告すると、生活の質(QOL)が少し高まる。こんな研究結果を、米ノースカロライナ大学チャペルヒル校のEthan Basch氏らが、論文として発表した。報告した患者は、通常通りに対面でのケアを時々受けた患者に比べて、3カ月後の身体機能や症状コントロール(症状の緩和や抑制)が優れていた。論文は「Journal of the American Medical Association(JAMA)」に6月5日掲載された。

 米国保健社会福祉省のレポートによると、遠隔医療を利用した人の数は、2019年には84万人だったが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的流行が始まった2020年には5270万人で、前年の63倍に急増した。遠隔医療に頼る米国人の数が増えるにつれ、これが非常に効果的であることを示すエビデンス(医学的証拠)も現れ始めている。今回の研究もその一つだ。

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