あなたのおくすり手帳

「薬代安くならないなら持ってきません」はもったいない! 役立つお薬手帳活用法

高垣育・薬剤師ライター
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調剤薬局でもらえるお薬手帳=2022年7月28日、河内敏康撮影
調剤薬局でもらえるお薬手帳=2022年7月28日、河内敏康撮影

 お薬手帳を薬局で出すと薬の代金が安くなる場合があります。ただし、すべての場合ではなく、厚生労働省によって定められた条件を満たした場合に限ります。紙のお薬手帳は常に持ち歩くには少しかさばるかもしれませんし、受診のたびに持参するのは面倒という人もいるでしょう。無料でもらえるので、その価値を軽く考えがちです。ですが、お薬手帳を薬局に持参すると薬代が数十円安くなる以上のメリットがあります。今回はお薬手帳のお役立ちポイントをお伝えします。

薬代が安くなる場合とならない場合

 ある日、会計の時に患者さんが「あ、お薬手帳を出すと安くなるんですよね。今出します」とバッグの中からお薬手帳を取り出しました。

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高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。