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男性は加齢で「Y染色体」を失うと心臓病で死亡しやすい

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 年を取った男性の細胞を調べると、一部の細胞から「Y染色体」が失われていることがある。こうなると心臓の働きが悪くなり、さらに心不全など心臓病にかかった場合に経過が悪いことが、大阪公立大大学院医学研究科の佐野宗一特任講師(循環器内科学)や、米国、スウェーデンなどの研究者による共同研究で分かった。これは、男性の寿命が女性より短い理由の一つかもしれない。論文は米科学誌「サイエンス」の7月14日号に掲載された。

 Y染色体は性染色体の1つだ。性染色体として、女性はX染色体を二つ、男性はX染色体とY染色体が一つずつ持つ。Y染色体は従来、その人の性別を男性に決めるのが主な役割で、他の役割はあまりないと考えられていた。しかし最近、Y染色体は想定以上に多くの遺伝子を含むと分かってきた。そして、それらの遺伝子の役割はよく分かっていない。またY染色体を失うことと、さまざまな病気のリスクとの関連とを示した研究結果も出て…

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