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コーヒーを飲む高血圧患者は血管機能が比較的高い

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 コーヒーを飲む習慣がある高血圧患者は、血管の内皮と平滑筋の機能がよい。こんな研究結果を、広島大学病院未来医療センターの東幸仁センター長(教授)らが発表した。論文は「Nutrients」に6月29日掲載された。

 適量のコーヒーには、健康上のさまざまなメリットがあると報告されている。ただ、高血圧の治療にコーヒーが有益かどうかについての研究結果は一貫性がない。東氏らはこの点について、血管内皮機能と血管平滑筋機能の面から検討した。

 内皮細胞は、動脈の最も内側にある細胞で、血管を拡張する一酸化窒素(NO)を作り出すなどの役割を担っている。一方、平滑筋は血管を広げたり縮めたりする筋肉で、血管のしなやかさに関係している。動脈硬化の初期には内皮の機能が低下し、続いて平滑筋の機能が低下してくる。これらを測定することで、血管が狭くなるなどの変化や臓器障害が現れる前に、動脈硬化のリスクを把握でき、早期介入が可能となる。

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