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慌てないで!解熱剤カロナール品薄に備える知恵

高垣育・薬剤師ライター
薬局でカロナールを手に取る薬剤師=2022年8月、秋丸生帆撮影
薬局でカロナールを手に取る薬剤師=2022年8月、秋丸生帆撮影

 解熱鎮痛薬のカロナール(成分名アセトアミノフェン)が不足しています。新型コロナウイルス感染拡大第7波の影響で、発熱や喉の痛みに対する薬として需要が拡大し、生産が追い付かなくなったためです。いまコロナに感染して発熱したり、ワクチンの接種を受けて接種部位に痛みが出てきたりしたらどうするのか、と心配な人も多いでしょう。でも慌てないでください。代わりに使える薬があります。一緒に見てみましょう。

カロナール以外にも薬はある?

 カロナールは熱や痛みがある時に用いられる解熱鎮痛薬です。小さいお子さんや、妊婦さんや授乳中の人なども使うことができ、また、痛み止めを飲むと胃の調子が悪くなるという人にも良い選択肢となる薬です。現在、薬局ではカロナールの納品が不安定になっています。通常、午前中に注文した薬は午後には納品されるのですが、現在は、納品が不規則でいつ入ってくるか分からないのです。慢性疾患のために定期受診していて、薬の手持ちに多少の余裕がある場合は、薬をもらうのが次の日になっても平気でしょう。ところが、急な発熱や痛みで受診した人の場合、自宅に手持ちの薬はありません。その日のうちに薬をもらえないと、つらい熱や痛みを我慢しながら待たなくてはなりません。

 カロナールが品薄になったのには理由があります…

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薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。