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和食中心の食事だと握力が下がりにくい

 日本人中高年者の食生活と握力との関連を調べると、食事のパターンが、より日本食らしい人ほど、握力低下が少ない。一方、地中海食らしい食事パターンの人たちは、特に握力が低下しにくいわけではない。こんな研究結果を、長野県立大学健康発達学部の清水昭雄講師、神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部の遠又靖丈准教授、三重大学医学部附属病院リハビリテーション部の百崎良教授たちが発表した。論文はInternational Journal of Environmental Research and Public Health」に10月3日に掲載された。

 日本食と地中海食はどちらも健康的な食事パターンとして知られている。これらの食事をしている人は、心血管疾患になるリスクが低く、死亡もしにくいと報告されている。

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