野田毅「背私向公」

消費増税、長期的視点で議論を

野田毅・自民党税制調査会最高顧問
  • 文字
  • 印刷
野田毅氏=渡部直樹撮影
野田毅氏=渡部直樹撮影

「一般消費税」が私の原点

 消費税に長く関わってきた私の思い入れとしては、自分の原点は大平正芳内閣で1978年に導入を目指したが断念した「一般消費税」にあると思っています。

 石油ショックを受けて西側首脳が初めて開いた75年のランブイエ・サミット(先進国首脳会議)で、日独が財政出動で景気回復を主導すべきだという「日独機関車論」が出て、日本が赤字国債を発行しました。

 当時、蔵相だった大平さんはそのことに責任を感じ、首相になった時に財政健全化のために一般消費税の導入…

この記事は有料記事です。

残り3494文字(全文3725文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

野田毅

自民党税制調査会最高顧問

1941年生まれ。64年に旧大蔵省入省。72年衆院初当選。建設相、経済企画庁長官、自治相、自民党税調会長などを歴任。衆院熊本2区、当選16回。税制に造詣の深い重鎮。日中友好に尽力し、日中協会会長も務める。自民党石原派。