民主主義国家と憲法

国難とは何か

小沢一郎・元自由党代表
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小沢一郎氏=根岸基弘撮影
小沢一郎氏=根岸基弘撮影

お粗末な首相の憲法理解

 「憲法の議論でよく言われるのは、憲法というのは国の権力を縛るものだという考え方です。しかし、これはある意味、古色蒼然とした考え方であって、専制主義的な王制があった時代では、憲法は確かに権力者に対して権力の行使を縛るものでした」(「WiLL」2013年10月号)。

 安倍晋三首相は、かつて雑誌の対談でこのように述べた。国会でも同様の珍説を披露なさっているが、残念ながら全てにおいて間違っている。一国の首相の憲法理解がこのレベルというのは民主主義国家において、もはや悲劇と言わざるを得ない。

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小沢一郎

元自由党代表

1942年生まれ。69年衆院初当選。自治相、自民党幹事長などを歴任。新進、旧自由、民主、生活の各党でも党首を務めた。衆院岩手3区、当選17回。国民民主党。