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人生100年時代の全世代型社会保障に~若手議員が新たな改革に挑む

村井英樹・元内閣府政務官
村井英樹氏=佐々木順一撮影
村井英樹氏=佐々木順一撮影

消費増税「一本足打法」は危険

 今回から数回かけて、自民党内の若手議員有志(2020年以降の経済財政構想小委員会)で検討してきた「新しい社会保障改革」について説明し、皆様から忌憚(きたん)のないご意見をおうかがいしたいと思います。

 社会保障改革というと、人口ピラミッドが逆転する中で、給付のカットとか、負担の拡大など、「暗い話」になりがちです。

 高齢者が増加し、社会保障の給付が増える。現役世代の負担を抑えるため、給付をできるだけ効率化し、無駄を省く必要があります。どうしても必要な負担は、全ての世代が公平に負担すべきで、特に消費税の引き上げが不可欠です。

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元内閣府政務官

1980年生まれ。2003年財務省入省。12年衆院初当選。自民党副幹事長、党商工・中小企業関係団体委員長などを歴任。衆院埼玉1区、当選3回。自民党岸田派。