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近づく自民総裁選 立候補にドラマあり

前田浩智・編集編成担当補佐
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前田浩智・編集編成担当補佐=根岸基弘撮影
前田浩智・編集編成担当補佐=根岸基弘撮影

 自民党総裁選への立候補は覚悟と苦労を強いられる大事業です。元首相の田中角栄氏は「戦は徹底的にやらにゃあ、弾に当たる」と檄(げき)を飛ばしたそうです。「さわやかに論戦し、あとは挙党一致」は理想ですが、恨みはどうしても残ります。恩賞となるポストは限られ、敗者は冷遇され、党内に生じた溝は拡大する……。繰り返される歴史です。

 3カ月後に迫る総裁選の対決構図がいまだ固まりません。通常国会の開会中であり、立候補を表明して安倍晋三首相を批判するのは「反党行為」ととられかねないという事情はもちろんありますが、出馬に伴う利害得失、表明のタイミングによる有利不利が時々刻々と変わり、立候補のための連立方程式を解くことを難しくしているのでしょう。

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前田浩智

編集編成担当補佐

1960年北海道生まれ。森、小泉官邸を担当。医療、年金、介護、人口減少問題も取材テーマにする。政治部長などを経て17年4月から現職。TBS「あさチャン!」にニュースコメンテーターとして出演した。