時代の角かど

「梅雨の憂鬱とウンザリと」

平田崇浩・世論調査室長兼論説委員
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=宮本明登撮影
=宮本明登撮影

米朝会談で始まる日本の試練

 気持ちがすっきり晴れないのは梅雨空のせいではない。

 歴史的に敵対してきた米朝の首脳が初めて会談した慶事を手放しで喜べない。

 北朝鮮は核兵器と弾道ミサイルの開発を本当にやめるのか。具体的に放棄するプロセスに入ることができたとしても、その実現には時間と労力を要するのだろう。

 長距離ミサイルだけでなく、日本を射程に収める中距離ミサイル、そして核・生物・化学兵器といった大量破壊兵器全般を放棄させなければ、日本に対する脅威は残る。

 非核化プロセスが崩れた場合は米軍が北朝鮮を攻撃する可能性も考えなければならない。

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平田崇浩

世論調査室長兼論説委員

1967年生まれ。広島県三原市出身。89年入社。97年から政治部。さいたま支局長、世論調査室長、政治部編集委員、論説委員を経て2020年から2回目の世論調査室長。