福島原発事故の記憶と現行制度の不備

泉田裕彦・衆院議員
  • 文字
  • 印刷
泉田裕彦氏=根岸基弘撮影
泉田裕彦氏=根岸基弘撮影

30キロ圏への派遣に苦悩

 東日本大震災当日である2011年3月11日20時50分に福島県が半径2キロ圏内に避難指示を出したのを皮切りに、国が順次対象地域を拡大し半径30キロ圏まで屋内退避指示が拡大し、最終的には飯館村まで、計画的避難地域が広がった。

 避難指示が順次拡大したことにより、避難所を転々と移動することを強いられた住民が続出することとなった。

 この間、避難と支援物資の輸送は混乱を極めていた。救助にあたっても、30キロ圏外からバス及び運転手の…

この記事は有料記事です。

残り2350文字(全文2575文字)

泉田裕彦

衆院議員

 1962年生まれ。87年通商産業省入省。新潟県知事を経て、2017年衆院初当選。衆院新潟5区。当選1回。自民党二階派。